特別支援教育進路相談へ行ってきた
2018年7月2日 特別支援教育進路相談会へ行ってきました。
この会は、特別支援を必要とする人たちが、
進路を選択する際に、どんな選択肢があるのか、
また、自治体はどんなサポートがあるのか、
そういうことを教えてくれる会でした。
開催直前になり、会場が変更されました。
というのも、予想していた出席者よりも
かなり多くの方が出席されました。
発達障害児を抱えた親御さんの、
進路についての関心の高さをうかがえました。
また、親御さんからの質問もあり、
僕にとってはかなり為になりました。
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特別支援教育進路相談の概要
中学校から高校に上がる際に
障害を抱えた子供に、
どんな進路が用意されているのか
という趣旨の内容でした。
知的障害者を支援するための高等学校が
北海道にはどの程度あるのか。
またその高等学校には、どんな学部があり、
実際にどんな授業を行うのかという
説明がありました。
また、特定の高校からは実際に先生が来られて、
授業の風景や高校の周りなど、スライドや動画で紹介していました。
他には、高校受験の際、
身体障害者でも他の受験生と同じように
十分に実力が発揮されるように、
受験会場ではどのような配慮がされているのかという説明もありました。
特別支援学校での問題点
質問コーナーでは、来場者の中から、質問もあり、
その中では考えさせる内容もありました。
ある方の質問では、
その方のお子さんは、情緒障害(自閉症など)で、
小学校から中学校まで、少人数の支援級で過ごしてきました。
高校受験の際、支援学校への進学を考えていましたが、
実は、支援学校の対象となっている児童は、
“知的障害”が対象になっており、
“情緒障害”は対象ではないとのこと。
特別支援学校で“知的障害”と判断される条件として、
・医師の診断や公的な専門機関での知能検査の結果
・知的障害特別支援学級に在籍
・療育手帳を取得している
のいずれかに該当する場合としています。
その方は、いずれも当てはまらないという事で、
通常の高校への進学へ切り替えたのですが、
担任の先生からは、
「長年、支援学級で過ごしてきているので、内申書が書けない。」
と言われたようです。
おかげで、どの進路に進めばいいのか困っている。
といった、かなり切羽詰まった内容の質問でした。
こういう状態になっている方は、会場にも数人いたようで、
同じような質問を繰り返し自治体の方に聞いておられました。
自治体からの回答では、
現状では「知的障害」の条件に当てはまらない場合、
特別支援学校への入学は出来ないという事で、
通常の高等学校を受験して欲しいとのことでした。
この話を聞いたとき、自治体の取り組みと、
現状との、はざまが出来ているなと感じました。
障害と一口に言ったところで、いろんな障害があります。
身体的な障害か、
知的な障害か、
情緒的な障害か。
現状の自治体の取り組みとしては、
身体的、知的な障害を対象としているので、
情緒的な障害は対象外としているようです。
昨今、自閉症のような情緒的な障害が増えてきています。
多くの人がいる空間に一緒にいるのが苦手というような、
情緒障害もあると聞きます。
自治体は情緒的な障害者も、受け入れるような仕組みを
作るべきではと思いました。
結果として言ってよかったと思います
小学校から、
「特別支援教育進路相談」の案内が来た時は、
“まだ早いかな”と思いましたが、
僕は行って良かったと思いました。
現状の自治体で行っている、
障害者支援の取り組みの内容もわかりましたし、
取り組みの中で、まだ救い切れていない
“はざま”のようなものもわかりました。
その中で、今後、どういう方向で子育てをしていけば良いか、
どういう流れで、小学校での指導の方向性をお願いしてけばいいのか、
という事を、妻と二人で確認することが出来ました。
こういう、子どもの未来を決めるための事は、
早すぎるという事はありませんね。
事前に準備をして、知識を仕入れておくことで、
子供に明るい未来を示してやりたいと、思いました。
発達障害を改善する方法とは?
発達障害に役立つ書籍や情報を厳選して、
ランキング形式にしました。
脳科学専門の澤口先生の著書
ホンマでっかTVで有名な脳科学専門の澤口先生。
あの澤口先生が書いた、発達障害を改善し、予防する方法が
本書です。
澤口先生は、発達障害の改善に取り組んでおり、
発達障害児の脳機能を検査し、
改善法を授け、結果を出してきました。
本書では、実際に澤口先生に相談がされた内容と、
どんな解決方法を教えて、どんな結果を出してきたのか。
また、本書では0歳〜7歳まで、
どのような対応をしていけばよいのかが、
事細かに書かれています。
澤口先生が書かれている、
「発達障害は改善できる」という言葉は、
発達障害児を持った親御さんに、
希望を持たせる十分な言葉でしょう。
デメリット
・文章が専門的なので読みにくい
・タイムリミットは7歳まで
メリット
・何をすればよいのかがわかる
・0歳〜7歳まですべき事としてはいけない事
・希望が持てる
感想
有名な澤口先生の著書という事で興味を持ちました。
発達障害を改善するために、かなり具体的な手順を細かい理論と共に解説しています。
自身が受けた教育相談の内容なども載っており、
自分の子どもの発達障害を改善しようとする親御さんにとっては、
とても参考になる書籍です。
改善するためのマニュアル
様々な臨床結果、臨床経験を元に、発達障害の改善方法をまとめたマニュアルです。
このマニュアルに書かれている内容は、現代の医学や一般的な常識に
とらわれていない内容になっています。
しかし、今まで実践してきた人の中には、全く効果を感じなかったという人は、
いないという、改善方法を記したマニュアルです。
マニュアルの元になっているのが、臨床結果や臨床経験なので、
既にある実績をもとにマニュアルが作られているという事です。
食事制限や、脳機能を上げるための作業を行う事により、
改善へ導くマニュアルになっています。
デメリット
・発達障害についての特徴、原因、対処法などはほぼ触れていない
・年齢制限がある
メリット
・効果が全くなかった方がいない
・何をすればよいのかが具体的にわかる
・特典が満載
感想
発達障害を改善するための具体的なマニュアルです。
また、本教材ではアスペルガーと表現していますが、
その中には、ADHD、自閉症も含まれています。
食事制限などで発達障害の改善を目指していくマニュアルですが、
既に、臨床結果が出ている方法を元に作られたマニュアルですので、
多くの方にとって、かなり実現性は高いと言えます。
育児書で大人気の著者
育児書で大人気の著者が初めて明かす
悩みながらつかんだ“笑顔”で子供と向き合うヒント
著者 立石美津子氏には、16歳になる息子さんがいます。
その息子さんは、自閉症児なんです。
赤ちゃんの時からチョットした異変に気付き、
医師からの「自閉症」と言われ、
どんな学校にするか、どんな学級にするかの葛藤など、
発達障害児を持つ親ならではの考えや気持ちが
よくわかります。
また、子供が成長する中で、様々な選択する場面に出くわしたときに、
どんなポイントで選べばよいのか。
その選択基準もよくわかるようになります。
発達障害児を持つ親なら、本書を読むことで著者の気持ちに
共感できる部分が多くあるでしょう。
デメリット
・悲観しやすい人は要注意
・“治す方法”は無い
メリット
・何が起きたのか共感が出来る
・今後の事が予想できる
・子供がすくすく育つには何が必要かがわかる
感想
発達障害のお子さんを抱えた親御さんは、
いろんな悩みを抱える事になるでしょう。
本書では、著者の経験を元に語られているので、
共感できるポイントがたくさんあります。
また、今後どのような子育てが必要になってくるか、
本書で予習することが出来ます。