「立石流 子どもも親も幸せになる 発達障害の子の育て方」 立石美津子 著

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立石流　子どもも親も幸せになる　発達障害の子の育て方 [ 立石美津子 ]

 

本書の概要

育児書で大人気の著者が初めて明かす
悩みながらつかんだ“笑顔”で子供と向き合うヒント

 

著者 立石美津子氏には、１６歳になる息子さんがいます。
その息子さんは、自閉症児なんです。

 

赤ちゃんの時からチョットした異変に気付き、
医師からの「自閉症」と言われ、
どんな学校にするか、どんな学級にするかの葛藤など、
発達障害児を持つ親ならではの考えや気持ちが
よくわかります。

 

また、子供が成長する中で、様々な選択する場面に出くわしたときに、
どんなポイントで選べばよいのか。
その選択基準もよくわかるようになります。

 

発達障害児を持つ親なら、本書を読むことで著者の気持ちに
共感できる部分が多くあるでしょう。

 

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本書の特徴とは？

１．発達障害児を持つ親なら共感できるポイントがたくさんある

「どうしても、他の子と比べてしまう」
「子供のこだわりを辞めさせようと頑張る」

 

こんな風に、発達障害児を持つ親ならではの悩みって、たくさんあります。

 

こういう事って健常児を持つ親にはわからない部分なんですよね。

 

「どうしても理想通りにいかない！」
「手づかみで食べてしまう！」

 

こういう事に悩んでいる時、
親として、どうすればいいのか？
親として、どう考えれば良いのか？

 

本書を読むことで、目の前の霧が晴れたようになります。

 

２．赤ちゃんの時から、１６歳になるまで指針がわかる

赤ちゃんから１６歳になるまで、親はいろんな選択を迫られます。

 

療育の選択、
保育園や幼稚園選び、
学校は支援学校か？
クラスは通級か支援級か？
高校ではどうすればいいのか？

 

本当は、未来の事もちゃんと考えておきたいのですが、
今の事で手がいっぱいなので、
未来の事までは、考えが及ばないのが現状なんですよね。

 

しかも、未来のことまで考えてしまうと、
どうしても、悲観せずにはいられない親御さんも多いでしょう。

 

本書では、実際に１６歳になるまで、
どういう事を考えて、どんな選択をしてきたのかが、
著者の実体験をもとに語られているので、

 

それでは自分がどうすればいいのか、
どんな選択が自分の子にとって一番イイ選択肢なのかが、
悲観せずにわかるようになります。

 

３．予習をしておくことで心構えができる

あらかじめどんなことが起きて、どんな選択しに迫られるか、
そういう事がわかれば、いざという時には慌てず、
最良の選択をすることが出来ます。

 

でも、先ほども言いましたが、
発達障害児を持つ親御さんにとって、
今が一番忙しく、未来を考える暇なんて無いんですよね。

 

しかも、未来はどうしても悲観せずにはいられないという方も多いでしょう。

 

本書には、既に体験談として、
１６歳になるまでの流れが描かれています。

 

本書を読むことで、今後どういう事が起こるのか、
予習することが出来ますね。

 

本書のデメリット

１．悲観しやすい人は要注意

もしも、自分の子どもが発達障害児だと言われ、
まだそれを受け止めていられないのなら、

 

そして、悲観しやすいと自分で自覚しているのなら、
本書はまだ読まない方がいいと思います。

 

まだ、親が受け止められていないのなら、
今後起こる事がわかると、どうしても悲観的な感じで
受け止められるかもしれません。

 

２．“治す方法”は無い

「どうすれば、発達障害が治るのか？」

 

この方法を探しているのなら、
本書には直接的な解決方法はありません。

 

本書にあるのは、
どうすれば発達障害児でも、健やかに育つことが出来るか。
どうすれば、親も子も幸せに子育てができるのか。
そのヒントがあります。

 

本書のメリット

１．何が起きたのか共感が出来る

小学生の発達障害児をお持ちの親御さんなら、
赤ちゃんの頃や、保育園、幼稚園の頃に、
何だか変だったと思っていた行動が、
こういう事だったのかという事が、わかります。

 

そして、きっと著者の立石美津子さんに、
共感するでしょう。

 

実際に、何が起きていたのか、
わかる事で、今後どうすればよいのか、
指針がわかりますね。

 

２．今後の事が予想できる

もし、３、４歳のお子さんが発達障害と言われたら、

 

また、親御さんから見て、
「もしかしたら、発達障害？」と感じる事があったなら、

 

この本を読むことをオススメします。

 

この本を読むことで、
今後どんなことが必要になってくるのか？
保育園や幼稚園では？
学校は支援学校か、それとも支援級？
また、通級でも大丈夫か？

 

叱っていいのか、叱ってだめなのか？

 

無表情だけど、本当のところはどう思っているのか？

 

中々表情を出してくれない自分の子どもが
どう思っているのか、わかるようになります。

 

 

手探りの状態からかなり苦労するとは思いますが、
本書を読んで、今後どんなことに気を付けていけばいいのか、
わかる事で、

 

子育ての苦労が、少しでも軽減することになります。

 

３．子供がすくすく育つには何が必要かがわかる

子供は健常児でも発達障害児でも、
すくすく育つことは重要です。

 

発達障害児の場合、いきなりパニックを起こしたり、
変なところにこだわりが有ったりと、

 

普通に子育てをしていると、
苦労する場面がたくさん出てくるでしょう。

 

でも、子供がすくすく育つにはどうしたらいいのか？

 

そう考える事ができれば、
その子育ては子供にとっても、親にとっても、幸せなモノになりますね。

 

本書を読むことで、
どんなポイントに気を付けて子育てをしていけば、
親も子も幸せに子育てをすることが出来るのか、
わかるようになります。

 

まとめ

「立石流 子どもも親も幸せになる 発達障害の子の育て方」
をご紹介しました。

 

著者 立石美津子氏は本書を読むと、
少しネガティブ思考の部分があるようです。

 

しかも、シングルマザーという事で、
発達障害児を育てるのは大変な苦労があったと思います。

 

でも、しっかりと子供と向き合い、
今、子供に何が必要か考える事で、
親も、子供も幸せになる子育てがあるんだという事が、
本書を通してわかることが出来ました。

 

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